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side:受
「あ、おはよう」
「おはよ・・・」
朝一番の恋人の笑顔に安心する。
やっぱり匂いの元は卵焼き。恋人は見た目に合わないエプロンを付けてフライパンを持っている。
「うまそー・・・」
じっと見つめて呟けば、恋人は綺麗な顔で微笑む。
「出来てるよ」
カフェオレと一緒にテーブルの上に置かれる。
今日は日曜日。ゆっくり恋人と過ごせるのだ。
椅子に座る前に、恋人がちゅっと音を立てて前髪にキスをする。
なんだかそれが無性に恥ずかしく思えて、赤くなった顔を伏せる。
慣れてきたと思ったのに・・・。
「ただいま」
頭を撫でるように手を置かれて、優しい声が上から降ってくる。
目の先にある服の端を掴んで答える。
「おかえり、なさい・・・」